リノベーションコラム

最近ではひとつのテイストにこだわるのではなくコンクリート打ち放しの空間にアンティークなシャンデリアなど、ミスマッチをあえて楽しむような傾向もあります。リノベーションを行なう場合には特に顕著にあらわれる傾向にあると思われます。

若者を中心としたファッションが様々なスタイルとして出てきているようにインテリアでも、ひとつのテイストを基調として他のテイストを取り入れたミックススタイルや、アクセントとしてデザイナーズ家具を置いたり、アクセント小物などをシックで濃いビビットな色目のものを取り入れたり、様々なスタイルが出てきているといえるでしょう。

このようなことを踏まえた上で、あえて流行について考えてみると、インテリアテイストの流行は洋服の流行の数年遅れでやってくるようです。それもアパレルショップや飲食店などの商業施設に顕著に見られますが、その他、マンションのモデルルームのコーディネートなどに反映されることも少なくありません。色そのものの流行というより、このようなテイストの流行で、そのテイストに沿った色が採り入れられるということではないかと思います。

また、流行色の派手な色柄や奇抜な色で一見目を引いたとしても、それは一時的なもので、時間の経過とともに飽きてくるか、むしろ嫌気がさしてさえきます。長くその空間にとどまり続けることを考えると、住空間で最も大切なことはそこに住まう人のやすらぎを一番に考えて作ることなのです。住空間というのは人がいて初めてインテリアが完成すると考え、人の肌色が綺麗に見える色を選ぶことも重要です。

その点商業施設はその空間に身を置く時間が限られているため、住空間とは異なり、洋服のファッション的な考え方で空間を造り込んでも良いのです。その店舗の目的にあわせて色をうまく使うことによって、前述のファーストフード店のようにお客さんの(心の)動きまで色一つでコントロールできてしまうと言っても過言ではないのです。

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