リノベーションコラム

100人の女性インテリアデザイナーによる

暮らしやすい賃貸物件の作り方・数字とカタチで分かる!

暮らしやすい!段差をなくそう③

全ての人に使いやすく考慮するバリアフリー対策、今回は、トイレや浴室での対策を考えてみましょう。

トイレや浴室では、移動する、座る、立つ、しゃがむ、またぐなど、多くの動作の組み合わせが多く、これら動作が円滑に行えるよう手すりの設置が重要となります。

浴室・トイレの手すりは、直径は28ミリから35ミリぐらいが、握ったときに指先が触れるので握りやすい太さと言われています。

手すりには縦型、横型、L字型など様々な形状、長さがありますので、居住空間にあわせたものを選ぶようにしましょう。

 

 

 

 

 

【TOTO L型の手すり+跳ね上げ式手すり】

 広さの確保も大切です。トイレ内は、便器の前方及び側方に500mm以上のスペースを確保できるのが理想です。

介助者が一緒に入ることや車椅子で入ることを想定すると、便器前1m・便器片側1m」以上とっておくとよりスムーズです。

また、汲み取り式や和式の場合は、洋式の水洗式(できればシャワートイレ)に変えると使い勝手がよくなります。

浴室のバリアフリー基準床面積は2.5㎡(1.8m×1.4mまたは1.6m×1.6m)となっています。

マンションで使用されているユニットバスには、面積を拡げることができない場合がありますので注意しましょう。

高齢者の住む住宅を想定する場合には、3点ユニットは狭く滑りやすいためお薦めしません。

浴槽の縁の高さは、またいで入浴する場合は40㎝くらいで、縁に座って片足ずつ入れる場合は45~50㎝が適当です。

また、浴室と脱衣所もしくは居室とトイレの間に温度差があると、ヒートショックの危険性が高まります。

ヒートショックとは急激な温度差に体が耐えられず、血圧が急激に上下し、脈拍が速くなったりするもので、心筋梗塞や脳血管障害を起こしやすくなります。

特に冬場の浴室の事故はヒートショックに起因するものが多く、浴室に暖房設備を取り入れるなどして事故を未然に防ぐことが大切です。

そのほか、緊急時に他室にいる家族を呼び出すことができる緊急コールが浴室やトイレにあれば、より安心して住める物件となるでしょう。

冬もポカポカ。浴室暖房

 

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